2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

PostgreSQL のアップグレード時に明らかになる pg_wrapper の役割

PostgreSQL 9.5 のサーバーがデフォルトの 5432 番ポートで動いている状態で、PostgreSQL 9.6 のサーバーをインストールするとどうなるか。 $ apt-get install postgresql-9.6 結果。PostgreSQL 9.6 の main クラスタが 5433 番ポートで立ち上がる。 この状…

PostgreSQL: MySQL の SHOW CREATE DATABASE の代わりになるもの

私の知る限りにおいて、PostgreSQL のコンソールであるデータベースの CREATE DATABASE 文を知る方法はない。すなわち、MySQL コンソールの SHOW CREATE DATABASE コマンドに対応するコマンドはない。 しかし、代わりに次のようなコマンドを実行すればよい:…

PostgreSQL: 非特権ユーザーによる pg_dump と pg_restore

前提条件 ホスト palau の 50001 番ポートで PostgreSQL サーバが稼働している。 このサーバの非特権ユーザー alice がデータベース db0 と db1 を所有している。 alice のパスワードは bravo である。 db0 には複数のテーブルがある。ただし、スキーマは pu…

PostgreSQL 9.6: レプリケーションの設定(同期)

この記事は、PostgreSQL 9.6: レプリケーションの設定(非同期)の続きです。 同期レプリケーションモードへの移行 postgresql.conf (マスター側)の書き換え # sudo vim /etc/postgresql/9.6/cluster1/postgresql.conf synchronous_standby_names = 'clust…

PostgreSQL 9.6: レプリケーションの設定(非同期)

要点 MySQL 用語の「マスター」と「スレーブ」を、PostgreSQL 用語では「マスター」と「スタンバイ(standby)」と呼ぶ。 レプリケーションには「非同期(async)」と「同期(sync)」の区別がある。可用性を上げたいなら「同期」を選択する。 pg_basebackup…

複数の PostgreSQL クラスタ(インスタンス)を起動する

PostgreSQL のクラスタ(インスタンス)管理は、MySQL の mysql_multi よりも簡単。 以下、Ubuntu 16.04 で行ったトライアルの結果。 クラスタの作成 $ sudo pg_createcluster --port=54321 9.6 abc $ sudo pg_createcluster --port=54322 9.6 xyz sudo -u p…